◆マリ・ルノルマン

マリー・アン・アデレード・ルノルマン(1772～1843年)はフランスのナポレオンの時代に活躍した占い師です。
彼女は北フランスのノルマンディ地方のアランソンいう町で生まれました。
活発で好奇心旺盛な子供時代を過ごし、当時では市場に入ることを許されなかったジプシーに強い関心を持ち、彼女たちから様々な占い方法を学んだと言われています。
その高い的中率でルノルマンの占いは評判になり、
彼女の名前はフランス中に広まりました。
彼女はナポレオンの妃であったジョセフィーヌと深い友情で結ばれ、ナポレオンは勿論、無数の外国の大使や国王、彼女の時代の名士など、様々な人物の相談を受けていたと言われています。

◆ルノルマンカードは36枚のデッキからなりたっており、
その中に様々な象徴(船、花、太陽、犬、星など)が描かれております。
最も有名な組み方は”グレートスプレッド”と言って、
36枚すべてを並べていく方法です。
カードをよく切り、上から順に、横8枚ずつを4列、一番下に4枚並べます。
質問者が女性なら女性のカード、男性なら男性のカードを中心に、
その付近にあるカードから質問者の背景や未来を観て行きます。

◆数理学は河図と基盤にし、先天定位盤と後天定位盤を複合的に見ていくことを重点においた占術です。数理学は、人の姓と名、生年月日と時間がどの盤とどの位置に回座して、時間に対して自己がどのように関わっているのかを見るものです。
先天運としての生年月日と時間に対して、後天運としての姓名の関係を複合的、または立体的に解明していきます。

◆数秘術は、西洋占星術や易学と並ぶ占術で、生年月日や姓名から、固有の計算式に基づいて運勢傾向や宿命について占う方法です。
数秘術の創始者はピタゴラスとされており、
ピタゴラスは”数秘術の父”と呼ばれています。
ピタゴラスの後、その思想はプラトンに引き継がれ、
数学の発展と共に成熟してゆき、さらに西洋占星術やタロット等とも結びつき、
ユダヤ教のカバラの書物によって補強され、
ルネサンス期にはヨーロッパで盛隆を極め、
現在ではアメリカ・ヨーロッパ全土で注目されている命術です。